「いい音に聞こえる」を選ぶか「自分の演奏が聞こえる」を選ぶか。D.A-Boosterが生まれた理由

この記事は2400文字程度で、およそ5分で読めます。

はじめましての方ははじめまして。DAさんと申します。

僕はD.A-projectというギターのエフェクターブランドを個人でやっています。
メインはD.A-Boosterというブースターで、2011年11月頃から作り続けて、これまで1800台以上作って来ました。

もともとギタリストとしてバンド活動してましたが、その中でなかなか自分の求める音を作ることが出来ずにいました。

オリジナルのエフェクターを作ろうと思ったときに、自分が求める音がなんだったのかを追求した結果D.A-Boosterは生まれました。

それについてこのブログでも書いてみたいと思います。

バッファーの大切さ

ギタリストなら一度はバッファーという言葉を見聞きしたことがあると思います。
詳しく話すと長くなるので簡単に説明すると、

ノイズの影響を受けやすいギターの信号をノイズの影響を受けにくく変換する装置。

つまりはそういう物です。

僕がバッファーの効果と大切さを思い知ったエピソードがあります。

僕がギタリストとして活動していた頃、当時の僕はバッファーは音に影響を与える良くないものとして考えていました。
なので出来るだけトゥルーバイパスのエフェクターで統一しスイッチャーに組み込んでいました。
あるときにスイッチャーに小さなバッファーのON/OFFスイッチがあることに気づきました。
ONになっていたので、OFFにするとノイズが酷くなりとても演奏できたものではありませんでした。ONに戻すと静かになります。
その時の環境が良くなかったのかもしれませんが、そこでバッファーの働きと大切さに気づくきっかけになりました。

そういう経験をしていたので、オリジナルのエフェクターを作るとなったときに真っ先にバッファーの開発に着手しました。

従来のバッファーもいろいろと試しましたが、自分の感覚とは合わず、それぞれのメーカーなりの音づくりなんだと思いました。

そこで僕が目指したバッファーは

変に音に極力変化を与えない
クリアで演奏したイメージ通りに出力される
特に上昇フレーズからハイポジションでチョーキングしたときにイメージ通りのヌケ感が出る

そんなバッファーを目指しました。
それがD.A-Boosterの原点です。

いい音はどうしたら出るか

中学生からギターをはじめてギターの音で遊んできて、いろんなエフェクターを試して、買って、なんか違う気がして売って。そんな事をずっと繰り返してきました。

「いい音」をギタリストは常に追い求めていると思います。

これまでの経験から僕にとって答えは出ています、それは腕です。
ギターを弾くという技術であり、プレーヤー自身の力によるものだと思ってます。

それを裏付けるエピソードが何度かありました。

先輩ギタリストとスタジオにそれぞれ個人練習で部屋を借りたことがありました。
僕は遊び感覚でスタジオのHughes&Kettner TRIAMP MkIIを借りて演奏してました。
すると先輩が入ってきて、TRIAMP MkIIを試させてと入って来たので、交換で僕は先輩の部屋に行くことにしました。
そこには先輩のアンプMarshall 1959HWがありました。
モダンハイゲインに慣れていた僕はまったくピッキングが出来ていないことを思い知りました。クリーンで練習していなかったわけでは無いですが、1959では全く思い通りに演奏できませんでした。

また、一緒にバンドをやっていた相方のギタリストもすごくうまくて自分の思い通りに演奏し、どんなとこからも合わせてくるようなギタリストでした。

そして、D.A-projectのシールド、D.A-LINEを売り始めた頃、宮脇俊郎さんのスタジオにお邪魔したときの話です。
シールドをいろいろ比べてみようという事になり、スタジオにあったいろんなシールドを宮脇さんのギターから差し替えて比べることになりました。
それぞれに特徴があるのですが、宮脇さんがしばらく演奏しているとその差が無くなっていくのがわかりました。
これは宮脇さん自身が自分の求める音にピッキングでコントロールしている事がわかりました。

そういった経験があり、いい音作りの為にはまずは自分の腕を磨くのが一番だと思っています。

そのために自分の演奏を自分で感じられる環境作りの為に音質に影響を与えないバッファーが作りたかったのです。

発売当初、多くの好評を頂いてた中で、高音がキツイという意見がまれにありました。
でも身近の腕のあるギタリストからはそんな意見は無かったので、失礼な話になるかもしれませんが、それもまたプレーヤーの出した音なのではないかと思ってます。

趣味として楽しむのか、上手くなりたいのか

最近はエフェクターもどんどん進化し、コスパのいいシミュレーターも増えてきました。

いい音に聞こえる機材は演奏していて個人的には楽しいのですが、僕も過去にそれをしてきていたのでそればっかりだと上手くはなれないと思ってます。

もちろん趣味として楽しむのはぜんぜんいいと思います。
僕も今やギター演奏は趣味なのでその気持はとても良くわかります。

ですが、ある程度上手くなりたいと思ったときに自分の音を変化なく聞ける環境も大事だと思います。

僕も最近は曲を作っていてギターを録音するときに「ギター歴何年だよ!」って自分に突っ込みたくなります^^;

最後に

そんなわけで、いい音を出すにはやっぱり腕が必要で、そんな自分の出した音をしっかり感じられるバッファーとしてD.A-Boosterは生まれました。

気持ちよく演奏するためや、自分の演奏と向き合うためにD.A-Boosterを活用してもらえるとありがたいです。

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

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ギターブースター製作 D.A-project
https://daprojecteffector.com/
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