初音ミクをミクさんと敬称をつける理由がかつてのボカロPにはあった。無色透名祭に参加した曲「Ver-th」で綴ったこと。

はじめましての方ははじめまして。

当ブログ管理人のDAsanです。

先日ボカロ曲のお祭り、無色透名祭が行われました。

かなり早い段階から告知されていて、タイミングよく曲が出来たら参加しようと思っていた中、曲が出来たので参加しました。

無色透名祭での結果と、普通は自分からやるもんじゃないですが、楽曲で伝えたかったことを書いてみたいと思います。

無色透名祭とは

無色透名祭
https://site.nicovideo.jp/mushokutomeisai/

無色透名祭というのは、ボカコレのようなボカロ曲のお祭りなのですが、この名が示す大きな意味があります。

それは、投稿者がわからない状態で、白背景に黒い文字だけに制限されたシンプルな動画で、あくまで音楽主体で聴いてもらおうというお祭りです。

以前にボカコレに参加して、こういう形でやれば良いのではっていうアイデアをブログに書いたことがあるのですが、そのアイデアに限りなく近いかたちでの開催だったので参加してみようと思ったわけです。

過去記事:ボカコレ2020冬にボカロ曲を投稿して思った問題点

普通にボカロのイベントをやっても有名ボカロPに再生数が集まるという事になっちゃいますからね。

無色透名祭に投稿した動画

オリジナル曲「Ver-th」の歌詞

Youtubeに投稿したPV
https://www.youtube.com/watch?v=IyteWIKQevk

ニコニコに投稿したPV
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40873218

夏色花梨
初音ミク

滲みゆく景色
移りゆく季節
溶けていく記憶
流れていく世界

時が運んでくれた奇跡
色褪せることもないまま
受け取った光見つめ
大事に抱えてく

時は残酷
ときにキツイ選択
のりこえてたどりついたこの世界

歌う次の未来へ届け
はじまりのあの物語
たくさんの希望の光になれたこの想いを

この声がみんなの夢のために
変な声だと嫌われていたとしても

きっと未来の素敵な歌のために
愛された歌声 託された思い

そのために歌い続けてきたよ
たくさんの願い 未来へ歌うよ

歌で伝えてくれた奇跡
この声がみんなの夢のために
夢にあふれている希望

たくさんの思いとともに
そのために歌い続けていくよ
大切に抱えて行く

歌い届いた奇跡
この声でつぎの未来のために
さらに大きくしてくれたみんなの

強い思いで
もっと広い世界に向けて歌うよ
次の世界に歌って届けてね

キミが運んでくれた奇跡
はじまりのその物語
たくさんの希望の光で
あふれたこの想いを

温かい思い
流れていく世界
とても大切な

受け継がれた世界
受け継いでく世界

「Ver-th」で音楽的にやりたかったこと

まず、この曲を作るにあたって音楽的な面でやりたかった事がいくつかあります。

1,ずっと同じフレーズが鳴っていても違和感なく成立するんじゃね?

この曲の左右でずっと鳴っているディレイの掛かったコードとアルペジオです。

この曲の印象的なフレーズとしてずっと鳴っていても、いわゆるイントロ、Aメロ、サビとか転回出来るんじゃないかと思って、しつこいと感じない感じで出来ないかなという挑戦でした。

そのために一番最初に、この左右のギターのフレーズ作りにとりかかり、一番時間をかけました。

アルペジオはギターっぽいけど、打ち込みっぽい音にしたかったので、録った後にめっちゃ加工しました。

2、初音ミクさんと、夏色花梨さんのデュエットにする。

もともとずっと使ってきたV3のミクさんと、最近購入した夏色花梨さんでのデュエット曲にしようと決めていました。

V3なので、最初期ではないですが、ボカロ文化を歌い作り上げてきたミクさんの声と、それがあって最新の技術で歌えるようになった夏色花梨さんの対象的な歌声でデュエットできたらエモいなぁと思っていたからです。

3、変なことをせず、シンプルな曲にする。

最近作っている曲全体に言える事なのですが、シンプルが一番だと思っていて、余計なことをしないようにしています。

音楽をやっていると、いろんな音楽を聞いて、当たり前の音楽に聞き飽きて、変わった音楽を求めるようになる時期があって、自分の曲を作るときにも、変なことを思いついたりして、打ち込みだったら好きにできちゃうのでやっちゃいそうになるのですが、結局変なのは、変なのとしかとらえられないので、普通が一番だなと思って余計なことをしないようになりました。

また、日本でランキングに載っているような有名な音楽って、世界の例えば全米チャートにのってるような音楽に比べてかなり複雑なんですよね。

それぞれの音楽を聴き比べて見たらすぐに解るのですが、日本の音楽に慣れている人が全米チャートの音楽を聴くと、おそらく「だいたい一緒じゃない?」ってなると思います。

でも、世界的に見たら、全米チャート載っている音楽って、世界的にも聴かれている音楽なんですよね。

このことについては長くなるので、別で書くとして、それくらい音楽はシンプルでいいんじゃないかな?って最近は思っています。

「Ver-th」の意味と描きたかったこと

1,タイトル「Ver-th」の意味

無色透名祭に参加するにあたり、かぶりそうなタイトルは避けたいと考えました。

そこで、絶対被らないであろう造語にすることにしました。

Verse(世界)とBirth(誕生)をあわせて「Ver-th」としました。

ミクさんが作ったボカロ文化という世界に新たに生まれた夏色花梨さん。

二人をつなぐのに良いと思いました。

2,初音ミクさんと夏色花梨さんだから描ける世界

手持ちの歌声合成ソフトの初音ミクさんと、夏色花梨さんで作る必然性を考えました。

はじめは、ミクさんだけのUniverseだった世界が、たくさんの歌声合成ソフトとキャラクターが生まれMultiVerseとなって、SynthesizerVの夏色花梨さんがBirth(誕生)する世界にたどり着いた。

そういう物語になればいいと思いました。

中でも、ボカロ文化が生まれた頃のボカロPが音声合成ソフトのキャラクター初音ミクさんに「さん」と敬称をつけて、大切にしてきたボカロPの思いを歌い伝えるという意味合いをもたせたかったです。

でも、重くしたくなかったので歌詞としては詳しくは書いていません。

ミクさんが当時の埋もれていたミュージシャンにもたらした、可能性と奇跡と思いを今に伝えるという物語にしました。

同じフレーズを続ける意味もここにつなげてみました。

初音ミクを「ミクさん」と敬称をつける理由

今の音楽をつくる人にとっては、VOCALOIDなどの歌声合成ソフトを使うのは当たり前の選択肢になっています。

でも、ミクさんが誕生した2007年のミュージシャンにとってそれは特別な事でした。

1,初音ミクさんが誕生する以前まで

ネットが普及し、DTMの技術も急激に進歩して、自分でオリジナル楽曲を作って、ネットで公開することはわりと簡単にできるようになっていました。

しかし、歌ものを作ろうと思ったときは、歌ってくれる人を探したり、バンドを組んだりする必要があり、人間関係が不得意な人には大きなハードルがありました。

そう、たくさんの人を感動させる可能性のある音楽を作る能力がある人がたくさん埋もれている状態だったわけです。

わたくしDAsanは、当時バンドを組んで、ライブをしていたので自分の曲をバンドで形にできていましたが、なかなかバンドが組めずにいる知り合いの音楽家を見てもったいないなぁと感じていました。

2、初音ミクさんが誕生してから

そういった中に生まれたのが、初音ミクさんでした。

もともとVOCALOID自体は開発されていたのですが、初音ミクさんのビジュアルイメージが一気に広まってVOCALOIDの知名度を得たように思います。

そして、黎明期のニコニコ動画の勢いとともに、初音ミクさんを使って既存の曲を使った「ミクさんに歌っていただいた」動画が投稿されるようになり、オリジナル楽曲が投稿されるようになりボカロ曲文化が生まれました。

この勢いを見たときに、「これでやっと埋もれていた人が輝けるようになる」と思って、勝手に涙が出たのを覚えています。

その姿はまさに埋もれていたミュージシャンに可能性をもたらした奇跡の歌姫でした。

キャラクター人気もあり、オリジナル曲でもネットに埋もれること無く、ボカロ曲なら聴いてもらえるようになったわけです。

だから、恩恵を受けたボカロPや、この流れを知っている人はミクさんと敬称をつける理由があるわけです。

 

こういった事って、昔から知っている人にとっては当たり前のことだけど、当時を知らない人にとっては想像もつかないでしょうし、この事を知っていると、これがドラマになり作品作りに繋がると思うんです。

わたくしDAsanが作ったこの曲「Ver-th」は、とても拙いものですが、ミクさんが作った数々のドラマを音楽の中に取り入れていって伝えていけたら良いなぁと思いました。

 

という事で、普通は作った人が絶対やらない、自分の曲を解説するというとても恥ずかしい事をしてみました。

曲では伝えきれなかったということでもあるんですけどね。

今回、無色透名祭に参加して、投稿されていろんな曲を聴いてから「しまったー!これは埋もれるわw」ってすぐに感じました。

自分としては、自分の思い通りに作ったので当然気に入っているのですが、

こういうイベントで目立つための要素がなんとなくわかったので、このことについてもまた書きたいと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

 

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