量販店ではなくネットショップでのみの販売を選んだ理由 D.A-Boosterのブランディング ハンドメイド10周年記事No2

はじめましての方ははじめまして。

当ブログ管理人のDAsanです。

わたくしDAsanがやっている、D.A-projectというギターエフェクターブランドですが、そのメイン商品であるD.A-Boosterを発売してから10周年になりました。

前回書いた記事の続きの記事になります。

前回記事:ハンドメイドオリジナル製品D.A-Boosterを作るときに考えたことと価格設定のお話 ハンドメイド10周年記事No1

今回は、なぜ大手量販店に卸さずに、個人のネットショップでの販売を選んだのかということについて書いてみようと思います。

D.A-project製品取扱店 MusicLife
https://musiclife.cart.fc2.com/ca5/82/

スポンサーリンク

Music LifeでD.A-Boosterを販売するに至った経緯

現在D.A-project製品はMusic Lifeさんを通して販売されています。

Amazonやメルカリなどでも出品されていますが、それらもMusic Lifeさんが管理して販売してくれています。

現在唯一の実店舗取り扱い店舗は島村楽器ミーナ町田店さんだけです。
※なんで島村楽器の中でミーナ町田店さんだけなのかは後で書きます。

そことのやり取りもMusic Lifeさんを通して卸しています。

Music LifeさんはD.A-projectの正規代理店といった位置づけで考えています。

正式にそういった契約をしたわけではないんですけど、個人的にそう考えています。

なんでMusic Lifeさんで販売することになったかというと、Music Lifeを運営しているのりくん(いつもの呼び名で書きます)とFacebookで出会って、一方的にネットショップをやっている人だと知っていましたが、Facebook上のコメントでやり取りするくらいで、実際に知っていたわけではありませんでした。

のりくんTwitter
https://twitter.com/norinori0107

そうしているうちに、D.A-Boosterの試作機が完成し、これをどこかで販売しようと考えたときに話をしたのがきっかけで、実際に会って話、試作機を試してもらうことになりました。

自分では100%のバッファー&ブースターを作ったつもりでしたが、昔から知っていたわけでもない、自分に対して先入観のない人に試してもらえて、しかもギターエフェクター販売をしている人であるのりくんは、完全に客観的で正確な感想をもらうのに最適だと考えました。

当然めちゃくちゃ心配でしたが、のりくんから「販売したい」といってもらえて、安心と嬉しさでようやく本当にいいものが作れたんだと思い、それまで張り詰めていた思いがほぐれたような気持ちでした。

そうしてMusic LifeでD.A-Boosterを販売する方向で動いていきます。

なぜ量販店でD.A-Boosterを売らなかったのか?

お店でD.A-Boosterを取り扱ってもらう機会はこれまでに何度もありましたが、基本的にお断りしてきました。それは以下の理由です。

理由①:試奏はあまり意味がない

これまでに様々なエフェクターを試奏したり、購入したりしてきた中で個人的に至った考えとして、試奏はあまり意味が無いという結論でした。

それは、楽器屋さんに自分のギターを持っていって思想したところで、アンプが違ったり、他のエフェクターとの相性がわからなかったり、実際にバンドとあわせてみないとわからなかったりと、結局のところ、買ってしばらく使ってみてから出ないと良し悪しはわからないと感じていて、実際に身近な先輩ギタリストの方々も「結局買って使ってみないとわからないよね」という話をよく聞いていました。

理由②:量販店に置いても他のエフェクターと並ぶだけ

量販店の個人的なイメージとして、積極的に物を売っていない。
たくさんエフェクターを並べている場所というイメージでした。
その、たくさん並んでいて、試せるというのが一番の強みでもあるのですが、特定の物を売る(営業する)というよりも、お客さんが選ぶ、もしくは選ぶサポートをするそういう売り方だと思っていました。

理由③:D.A-projectのブランディングとして

音楽を作る人って、自分だけのものだったり、個性を大事にするところがあると思います。
自分だけのもの、あまり売られていないレアなもの、全く無名のD.A-Boosterはそういう人が見つけてくれて買ってくれるものだと思っていたので、そういった人たちにとって、量販店で普通に売られていたら、レア感が下がるだろうと思い、ネットでしか売っていない特別感と、試奏せずに買ってみて、届いて音を出した時の感動というドキドキワクワクな体験が出来たほうが「自分が見つけた」という感覚を得られるというブランディングとして、量販店で販売するのは悪手だと考えていました。

理由④:実際にエフェクターショップに持っていってみた結果

Music Lifeさんで販売することになった後に、実店舗のあるお店に取り扱えるか持っていったことがあります。

実際に店舗に持っていったときに、どういった対応になるのか知っておきたかったという事が大きいですし、条件的に満足できたら置いてみたいとも思っていました。

ネットでも販売していた小さなエフェクター専門ショップでした。

わたくしDAsanも営業・販売経験があり、物を売るというのは売り手と買い手が等しく利益を得られるという考えで、相手に敬意を払った上で対等な立場でやりとりする方が取引しやすいという考えがありました。

しかし、お店に入ったときにはお客様として対応していたのに、「エフェクターを取り扱って欲しい」と言うと、急にぶっきらぼうで面倒くさそうになり、試奏しても何の感想もなく、「いくらで売るの?」と言われ、「すでにネットショップで販売しているのですが」というと「そんな値段でネットショップで売ってたら、うちで売れるわけないじゃない」と言われ、いろいろと言われたため、呆れ果てたわたくしDAsanはお店を出てから「店で売るのやーめた」って思ったわけです。

結局、エフェクターを置いているだけで、実店舗だから出来るメリットを生かした販売方法で売るという事すら考えていないお店に置きたくないですからね。

それ以来、様々な楽器店から取り扱いの問い合わせが来ましたが、基本的に全てお断りしてきました。

島村楽器ミーナ町田店でD.A-Boosterを販売している理由

基本的に店舗での取り扱いはずっとお断りしていたのですが、島村楽器ミーナ町田店さんだけはちょっと事情が違いました。

担当の方が、実際にMusic LifeさんでD.A-Boosterを購入していだき、気に入っていただけた上でお声がけいただきました。

わたくしDAsanとしては、金銭的な事務処理が苦手なので、全てMusic Lifeさんを代理店として販売できるならと思ってはいましたが、そうなるとMusic Lifeさんで販売されている価格よりもっと高い値段で販売することになるので、普通は無理なんですよね。

Music Lifeさんで仕入れ値くらいの価格で販売されていることになるので。

でも、島村楽器ミーナ町田店の担当者さんはわたくしDAsanとMusic Lifeさんの利益を尊重した上でそれでも、実店舗の強みを活かせば売れるということで、強く取り扱いたいと意向を感じたので、初めて量販店に卸すことになりました。

価格はMusic Lifeさんよりも高い価格でありながら、それから定期的に在庫をまとめて注文いただけているので、売れているということです。

それだけ、島村楽器というブランドと、店舗販売の強みを生かして「物を売る」ということをちゃんとやっているというのを感じられるので、とても嬉しく、素敵な縁で繋がれてよかったと思っております。

島村楽器ミーナ町田店さんで試奏された方は、ネットショップに比べて割高かもしれませんが、その環境を作ってくれている分だと思っていただいて、ぜひ店頭で購入していただければ、わたくしDAsanとしてはとてもありがたいと思います。

家からちょっと遠いので、なかなか行けていませんが、一度お店にも伺ってみたいなぁと考えています。

島村楽器ミーナ町田店
https://www.shimamura.co.jp/shop/machida/

 

という事で、今回はD.A-Boosterの販売窓口をどう選んだのかについて書いてみました。

次は、イベント出店や出会ったプロギタリストについて書いてみようかと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

 

【ブログ投稿主DAsanのプロフィール】
https://da-romtell.com/profile/

【ブログ外で投稿主のやってること】
ギターブースター製作 D.A-project
https://daprojecteffector.com/
ニコニコ動画投稿
https://www.nicovideo.jp/user/17005243
Youtube動画投稿
https://www.youtube.com/channel/UCAj8wqPqMZdAxpURAT_rSxg
小説投稿 pixiv
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15570584

タイトルとURLをコピーしました