ハンドメイドオリジナル製品D.A-Boosterを作るときに考えたことと価格設定のお話 ハンドメイド10周年記事No1

はじめましての方ははじめまして。

当ブログ管理人のDAsanです。

わたくしDAsanがやっている、D.A-projectというギターエフェクターブランドですが、そのメイン商品であるD.A-Boosterを発売してから10周年になりました。

D.A-project公式ページ 10周年の記事
https://daprojecteffector.com/?p=5587

このD.A-project公式ページでも書いたのですが、D.A-projectとしてではなく、
個人でハンドメイドを続けてきて感じたことや、考えたこと、戦略や、こんな事もあったよ。っていう事を書いてみようかと思います。

長くなると思うので、何回かにわけて、今回はD.A-Boosterを作るときに考えたことと、価格設定について書いてみたいと思います。

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ライバル?!EP-Boosterに対して考えたこと

EP-Boosterという有名で今でも人気のブースターがあります。

これはわたくしDAsanが、D.A-Boosterが生まれる前、どういう製品を作るかを考えている頃に発売されました。

EP-Boosterというのは、もともとエコープレックスというビンテージのテープエコーのバッファーアンプ部分を再現したものなのですが、EP-Boosterが発売される前から、ハンドメイドエフェクター界隈でいくつかこの、エコープレックスのバッファーアンプを再現したブースターとしてハンドメイド製品が売られていました。

そんな中でEP-Boosterがメーカー製品として出てきたので注目を集めたわけです。

じゃあなんで、エコープレックスのバッファーアンプが良いという前提があったのかと言うと、世界中の有名なギタリストが実際にレコーディングで使っていたからです。

ブライアン・メイ、エドワード・ヴァン・ヘイレン、ジミー・ペイジ、エリック・ジョンソンなど、誰もが聞いたことがあるギタリストの面々ですね。

このエコープレックスのバッファーアンプの回路はネットにもあり、当時わたくしDAsanも自分で作ってました。

当然全く同じ音では無いでしょうけど、その音を聴いたときに思ったのは、

「あれ?評判ほどいい感じがしないなぁ」でした。

ネット上の噂が先行していて、想像を超えなかったのもあると思いますが、具体的な原因はあるんです。

このエコープレックスをバッファーアンプとして愛用していたギタリストの使用機材を考えるとシングルピックアップで、純粋な真空管アンプを使っているギタリストばかりなんですよね。

時代も1970年代から80年代ですから、今と比べると技術的にも、音質的にもぜんぜん違うわけです。

今のギタリストで真空管アンプを鳴らしたことがある人ってどんどん減っていっていると思います。

わたくしDAsanは昔、先輩ギタリストの持っていたMarshallの1959というアンプのハンドワイヤードのモデルを鳴らさせてもらったことがあります。

もともと、スタジオでMarshallのJCM900やJCM2000などを使っていたのですが、1959はレスポンスがあまりに良すぎて、扱いきれなかったのを覚えています。

アンプが凄すぎて、自分の技術がギタリストとして全く足りていなかった事に気付かされた瞬間でした。

それくらいにインパクトがあったのですが、2つの感想を持ちました。

よく思った点:ギタリストが求めるダイレクト感、レスポンスの最高地点である

悪く思った点:扱うのが難しい

例えば、一般人が1980年代のレーシングカーに乗っても扱いきれない。
そんな感じです。

そんなハイレスポンスな機材だったから、エコープレックスのバッファーアンプを通すと、そのピーキーさが丸くなり丁度いいサウンドになるために使われていたんだと思っています。

それを理解してサウンドメイクすればEP-Boosterはとてもいいブースターなのですが、そういう環境でないと逆効果になることもあります。

でも、なんでEP-Boosterの評価が高いのかと言うと、
サウンドが丸くなって扱いやすくなるので、いい音に聞こえるからです。

いい音に聞こえるなら良いのですが、問題はアンサンブルの中で試しているのかどうかです。

人間が聴いて心地良い音って、キンキンした高音域でもなく、ドンドンした低音域でもなく、単体で聴いたときに人間の歌声や、ピアノ、アコースティックギターなどの中音域が一番聴き心地が良いと思います。

でも、バンドアンサンブルの中で、バンドメンバー全員が聴き心地がいい中音ばっかりだしていたらモコモコとした音になるのは簡単に想像できると思います。

初心者バンドのサウンドメイクがうまくいかない原因でもありますね。

当時そう考えていたので、EP-Boosterがベストなブースターとは思っていませんでした。

もちろん、EP-Boosterの特性を理解して、ギターが主役の音楽やだったりで使えば抜群にいいブースターというだという前提です。

そこで、音楽の中でギターがあるべき役割を考え、高音域を艶やかに彩るバッファーアンプを作ろうと考えました。

その方が現代のハイファイなサウンドにあっていると思いました

EP-Boosterの古き良きものを伝えるのとは真逆の発想ですが、これから本当に求められるのは高音域だと考えていました。

時代の流れの中で求められるものと、実践的に使えるものを目指して作ったのがD.A-Boosterでした。

D.A-Boosterの価格設定の流れ

もともとD.A-Booster発売当初は12,000円で始まりました。

ハンドメイドの製品としては破格の値段設定だったと思います。

これを決めたのはわたくしDAsanなのですが、価格を決めて販売店のMusiclifeさんに伝えたときに何度も「安すぎるから考え直して」と言われたのを覚えています。

この12,000円には3つの意味がありました。

一つはやはりEP-Boosterの存在でした。

見た目で絶対に比較されるのは明確でした。
比較されたときに、出てきたばかりの個人制作の製品の方が高かったら絶対に買ってもらえない、買ってもらえないなら意味がない。と考え、当時のEP-Boosterの価格とほぼ同額の設定にしました。

2つ目に、自分が作ったものを始めて第3者であるMusiclifeさんに評価されて、販売したいと言ってくれたその思いに応える結果を出したいと考えました。
せっかく評価されても売れなかったら申し訳ないと思い、これなら売れるだろうという価格設定でした。

3つ目は、わたくしDAsanの自己肯定感の低さによるものです。
自分なんかにお金をいただくのは申し訳ないという考えが染み付いていて、ビジネスが苦手なんですよね。
言い値にしたいと言ったことも有りました(笑)
そういう考えがあり、申し訳ない気持ちになるので、EP-Boosterと同じ値段ならいいかな。という値段設定でした。

 

販売開始した当時2011年は12,000円で始まりましたが、

このときの米ドル/円の為替レートが80円前後の超円高の時期で、

そして、当時の消費税は5%でした。

2014年に消費税が8%に増税されたときに、米ドル/円の為替レートも110円くらいまで、円安に変動してきていて、海外からの部品の高騰があったので、思い切って増額しました。

そして、2019年にまた消費税が増税されたので、現在の価格14,500円に増額しました。

D.A-Boosterを販売開始したときは、超円高だったので、これは変動するのは解っていても、まさか消費税率が倍になるとは思ってなかったですね。

Musiclifeさんの価格が基本価格で、それ以外の様々なネットショッピングサービスでも出店されていますが、基本的にはすべてMusiclifeさんが管理してくれていて、そのショッピングサービスにかかる手数料、それで増えた価格にかかる消費税分が上乗せされた価格になっています。

ハンドメイドでネット販売したい人はハンドメイドのブランディングをしっかりして、それに相応しい価格設定にしたほうが良いと思います。

安く売り続けるのを何十年続けられますか・・・。

自分以外には絶対勧められません。ちゃんと評価される価格設定にして、ちゃんと儲けてください。

というわけで、D.A-Booster10周年記事の1回目はここまでです。

10周年中にちょこちょこと10年の間にあったことを書いていきます。

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

 

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https://musiclife.cart.fc2.com/ca5/82/

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