Eスポーツに関わる選手や運営に見て欲しいPC環境の話

この記事は5000文字程度で、およそ10分で読めます。

僕はEスポーツ観戦が好きで、特にPUBGの大会を楽しみに応援しています。

いま、国内でもたくさんのゲーミングチームが活動し、様々なゲームでプロゲーマーが活躍しています。

国内でも大会が頻繁に行われるようになり、高額な賞金が出る機会も増えてきました。

そんな中たくさんのプロゲーマーと、それを目指す人たちが日々ゲームとして楽しみながらも切磋琢磨していて、また彼らはストリーマーとしていろんな配信サイトでその様子を配信し、それをファンは見ることができるのも魅力だと思ってます。

僕も何人かの選手のTwitterをフォローし、配信を楽しませているのですが、最近気になったことが何回かあったので記事を書いてみようと思いました。

それはPCのトラブル対応です。

「ネットに繋がんねぇ」「ゲームが起動しない」「重い」

そんな配信中の声や、ツイートを目にすることが何件か重なりました。

最近のリモートワーク化によるネット回線の輻輳(ふくそう:混み合うこと)も考えられますが、そもそも選手はどれだけPCのメンテナンス、ネットの理解が出来ているのか?と思いました。

パソコン自体のスペックを追うのは、多くの人がわかっていて、それは問題ないのですが、
それ以外の部分のメンテナンスや環境の認識ができてない可能性を感じたので、PCゲーマーのメンテナンスや環境作りの考え方について書いてみようと思います。

ネットゲームのインフラであるネット回線

ネット回線選びについては過去にこのブログで3回に渡って書いたのでそちらを見ていただきたいので、そのリンクを紹介した後に、じゃあプロゲーマーはどこに気をつけるべきか?を書いてみたいと思います。

過去のネットに関する3記事

https://da-san.work/?p=184

https://da-san.work/?p=206

https://da-san.work/?p=221

それではプロゲーマーはどこに気をつけるべきか?ですが、

それは「絶対に安定して繋がる状態を保つ」だと思ってます。

当然、どの回線業者もいつ回線事故があるかわからないので難しい課題だと思います。
ですが、準備があればそれもなんとかなります。

それはバックアップ回線を用意しておくことです。

もし可能であれば固定回線を2回線契約すればベストだと思いますが、モバイル回線でもいいと思います。

そうすることで、万が一メインのネット回線が使えなくても、もう一つの回線で接続して利用できます。

もし固定回線を2回線契約する場合に気をつけるべきは、例えば

ソフトバンク光+楽天ひかり

といった契約をしないことです。

なぜかというと、この2つはどちらも回線事業者がNTTで同一だからです。

これではNTT回線にトラブルがあったら2つ契約する意味がないので、

au光+楽天ひかり

これであれは回線事業者がKDDIとNTTと別なのでリスクヘッジになります。

ですが、固定回線をまた契約するのも大変ですので、モバイルルーターを契約するのがお手軽でいいと思います。

その場合気をつける点が2つあります。

一つは通信速度です。

どうしても固定回線と同等というわけには行きません。
モバイル回線ですからみんなが使う時間帯はどうしても通信速度は落ちてしまいます。
また、アップロード速度は上限を設けられている場合が多いので、配信しながらのゲームプレイは厳しいと言えます、またレスポンスとして重要なPingはどうしても固定回線より劣ってしまいます。
ですが、固定回線が使えないのでしたらとりあえずゲームがプレイできる状態にするには十分かと思います。
また通信制限がありますが、臨時使用でゲームプレイだけでしたらさほど通信容量を使わないので気にする必要はないと思います。

もう一つはLANケーブルが接続できるか?ということ、

先に書いた用に固定回線には通信速度、レスポンスともにどうしても劣ってしまいます。
それでPCとの接続をWi-Fiにするならまた不安定要素になります。
Wi-Fiルーターの中にはクレードルでLAN接続できるものがありますのでそれを利用するのがいいと思います。
Wi-Fiが不安定というのではなく、有線の方が安定というのと、PCによってはマザーボードにWi-Fi機能が無いものもあるのでLANの必要性はあると思います。

この、ネット回線については個人で対応するにはコストがかかるので、ゲーミングチームのマネジメントとしてバックアップ回線を準備するというのもありだと思います。

スペックも大事だけどメンテナンスがあってこそ

最近のプロのPCゲーマーはPCメーカーのスポンサーがついていたりして、ハイスペックPCが提供されていたりすると思います。
またそれを目指す人たちもそれに近いスペックのPCでゲームをプレイしていると思います。

そして、使っているPCのCPUやグラボなど何を使っているか把握している人は多いと思います。

ですが、通常時のCPU・GPUの稼働率、温度、ゲームプレイ時のCPU・GPUの稼働率、温度などを把握している人は少ないと思います。

これを把握しているといつもと違う状態になっているのを早く察知し、どこが異常かを特定しやすくなります。

これは僕が常にデスクトップに表示している、PCの状態をモニタリングするソフトです。

Libre Hardware Monitor

このソフトで好きな項目をデスクトップに表示させることができるのですが、僕は上から

チップセット温度
CPUファン回転数(%)
フロントファン回転数(%)
リアファン回転数(%)
CPU温度
CPUトータル稼働率(%)
メモリ使用量(%)
GPU温度
GPUコア使用率(%)
GPUファン回転数(%)
M.2 SSD(C)温度

このように常にサブモニターの隅っこに表示しています。

これを表示することで、夏の暑い時期に気になる温度と、それに対してファンが回っているかを確認できますし、異常に高温になっているとか、CPU稼働率がいつもより多いとかを把握することが出来ます。
またM.2 SSDは温度が上昇しやすいので表示させています。

CPU、GPU、SSDなどはサーマルスロットリングという機能があり、
高温になると、動作を抑制し温度を下げようとする機能があります。
これが発生すると性能を発揮できなくなるので温度が異常に高温になるのを避ける必要があります。

トラブルを早い段階で発見できれば、気づかずに高温で連続使用して壊れる。
なんて事もなくなりますし、事前の対応ができると思います。

トラブル対策は海外フォーラムが解決の鍵

エラーメッセージが出てゲームが起動しない。

そんなトラブルもたまにはあります。

その時は慌てずにそのエラーメッセージをそのままググりましょう。
その時にエラーメッセージとともに表示される数字も大事だったりします。

もし英語のメッセージで、そのまま検索した場合、英語の検索結果ばかりが出てきます。
もし、日本語の解決方法を探したいなら、検索ワードに「解決」などのワードを付けて検索すると日本語のページが出ると思いますが、どうしても英語の検索結果より少なくなります。

日本語のページで解決するなら問題ないのですが、日本語の該当するページが無かったり、自分の症状と違ったり、解決しなかった場合は、英語の検索結果から探すのをおすすめします。

英語圏の人口が多いですから情報量も英語サイトの方が多いので自分の求める回答を見つけやすいと思います。

英語が読めない人も多いと思うのでそこは、Google翻訳に頼りましょう。

Chromeの場合開いた英語のページを右クリックすると「日本語に翻訳」という機能があるのでそれを使います。

誤訳はありますが前後関係を見ながら理解をできる程度の翻訳になると思います。

Windowsはカスタマイズ性が高く、また個々に使用しているパーツも違うのでレアなトラブルが起こることはよくあります。

なのでそういった場合は日本語の検索では情報不足なので、海外のフォーラムに頼るのがいいと思います。

知っておくと便利なサイト

僕がPCの保守で利用している便利なサイトをいくつか紹介します。

Downdetector

Downdetector

このサイトは様々なネットサービスの障害発生の状態をリアルタイムで見れるサイトです。

僕が利用しているauひかりの状態を見てみるとこんな感じです。

時間と、報告が多い場所が確認できます。

「ネットが繋がらない」「ネットが遅い」そんな時にスマホでこのサイトを確認すれば自分の環境なのか、障害が起こっているかの切り分けが出来ます。

みんなのネット回線速度

https://minsoku.net/

通信速度を測定できるサービスはいろいろありますが、IPv6、IPv4とそれぞれ測定でき、おなじ回線業者の平均値と比べることも出来ます。

測定結果画面↓

このように結果を見ることが出来るので、午前中のネットが混まない時間と、夜間のネットが混む時間に測定して、基準値を測定しておくと、ネットが遅いと感じた時に測定してみて、その差でなにか問題がないか探る指標になります。

VirusTotal

https://www.virustotal.com/gui/home/upload

これはウイルス判定を確認できるサイトです。

個々にウイルス対策ソフトを入れている人もいると思いますが、誤検知も多くあります。

その誤検知によって例えばウイルス対策ソフトのスキャンによってゲームの一部のファイルのウイルスと誤検知されて隔離されると、ゲームが起動しなくなる事があります。

「ウイルスを検知しました。隔離しますか?」と表示されたら、慣れてないとすぐに処理しないと思い「はい」とあわてて押してしまいそうになると思いますが、そこは一旦まってそのファイルのある場所を表示出来るはずなので、そのファイルをまずは特定して、この「VirusTotal」にファイルを見てもらいましょう。

このサイトはGoogleの子会社が運営するサービスで70種類以上の有名なウイルス対策ソフトでの検知結果を見ることが出来ます。

使い方の参考はこちらが見やすいかな
https://eizone.info/virustotal-detect-of-malware/

「ウイルスを検知しました」と出ても「これゲームのインストールフォルダにあるのになぁ」って思ったらこのサービスを利用して判断するのも大事だと思います。

また、このサービスにファイルをアップデートするとそのファイルを第三者利用されるので「ウイルス検証のため?」個人情報が含まれるファイルはアップしないようにしましょう。

Compare

https://cpu.userbenchmark.com/Compare/Intel-Core-i5-9600K-vs-Group-/4031vs10

このサイトはパーツ比較が出来るサイトです。

CPU、GPU、メモリなどが比較できます。

自分が使っているパーツと目当てのパーツを比較することが出来ます。

出費に対してどれくらいのスペックの向上が見込めるかを事前に確認できるので便利なサイトです。

最後に

僕はPCをいじるのが好きなのでこれくらいの事を当たり前に知っていて、活用していますが、普通はしなかったり出来なかったりするのは解っています。

ですが、プロとして活動するなら使用する物の理解とメンテナンスは大事だというのは解ると思います。

個人で出来なくてもチームとして安定してプレイできる環境をサポートするのも大事だと思います。

Windowsが一般的にもビジネス的にも広く使われていますが、カスタマイズ性の高いWindowsを安定して利用するために企業では、使途を限っていたり、ネットワーク監視を徹底してPCを保守しています。

現状どれくらい出来ているかは知りませんが、ゲーミングチームの運営企業もチームを勝利に導くための最低限のPC環境のマネジメントが求められるようになってきていると思います。

選手がフォロワーに助けを求めるのを見るとファンは不安になるでしょうから、チーム運営として真っ先にバックアップ出来る体制を作ることが大事なように感じました。

この記事が少しでもお役に立てればいいなと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

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